水戸
「塙家住宅(国指定重要文化財)」修繕・活用事業

茨城県笠間市

国の重要文化財である塙家住宅は、18世紀中頃に建築された、沖縄や鹿児島に多く見られる分棟型民家で、昭和56(1981)年から3年をかけて、基礎工事をはじめ、木工事・屋根工事・左官工事・建具工事など大規模な保存修理工事を行った。

その後、維持管理として平成6(1994)年から平成22(2010)年にかけて、部分的に茅葺屋根の差萱が実施されたが、それ以降は行われておらず、一般的に屋根の葺き替えは15年から20年といわれている中、35年が経過しており、葺き替えを早急に実施する必要がある。

本事業では、屋根の西側部分で生じている経年による茅のずれや、重さによる軒先のうねりを直すため、竹下地の交換及び屋根の葺き替えを行いたい。

「塙家住宅(国指定重要文化財)」修繕・活用事業
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